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〜第12章〜
〜親友〜

シ「2人とも良い?行くよ『ルドエリ』・・・」
『キ・・・ン・・・・・』
甲高い音と共にシル・イル・テリの3人は街に帰って行った・・・

さて、これからどうするか・・・

そうだ・・・ひさびさに『アイツ』に会いにいくか・・・

フ「『ジュウン』・・・・」
『シュ・・・ン・・』

あるビルに着き、早速中に入る・・・看板には『ウェア財団』と書かれている

『ガ〜・・・』
自動で扉が開き、俺は受付に居る白虎に話しかける

フ「あの・・・『ウェア・ラウコス』に会いたい・・・」
白虎「どちら様ですか?」
白虎はただ事務的に話してきていた・・

フ「俺はフェア・ソラウスだ・・・」
白虎「少々お待ち下さい」

数分後・・・
白虎「お待たせしました。こちらへどうぞ」
言われるがまま、俺は一室に通された・・・そこはソファーと机しか無いシンプルな部屋

『ガチャッ・・・・』
俺が部屋に通されて幾分も経たないうちに、誰かが入ってきた・・・

?「おぉー久しぶりだな!フェア!まぁそっちに座りな」
そこには藍色の毛並みと透き通るようなブルーの瞳をした狼獣人がいた

フ「あぁ、久しぶりだな『ウェア』・・・4年ぶりだっけ?」
ウ「そうだな、お前がハンターになる前が最後だったしな」
フ「だな・・・」

ウ「そういえば、なぜここに来たんだ?」
いきなり本題に入られた・・・徐々に話して行きたかった事だったんだが・・・
フ「実は・・・」

俺は今までの経緯、昨日見てしまった事を全て話した・・・

フ「・・・・・という事だ・・・俺はどうしたら良い?」
俺の周りでこういう事を言えるのは、唯一の幼なじみであるウェアだけだ・・・

ウ「う〜ん・・・」
暫く悩んでたが、彼の口から出た言葉には驚いた・・・

ウ「じゃぁ、フェアも浮気すれば良いんじゃないか?」
フ「は?」
唖然としている俺のそばにウェアが寄り添ってきた・・・!

ウ「前にもこういう事あっただろ?」
耳元で囁かれながらも、俺は記憶の糸を辿ってみる・・・

確かに、何時だか忘れたが・・・たった1度だけ体を重ねた事があった

『チュッ・・・・チュ』
そんな事を考えている間にも、ウェアは俺の体に口をつけてくる・・・

フ「あっ・・あぁ・・・や・・・め・・て・・・くれ・・・うぅ」
嫌がりながらも拒否出来ない・・・むしろ、情けない事に感じ始めていた・・・
ウ「たったこれだけの事で感じてるのか?」

『コリ・・・コリ・・カリッ』

フ「う・・ぐぅっ・・・」
上半身に押し寄せてくる快感をなんとか堪えてる
ウ「どうだ?気持ち良いか?」
気持ち良いが、本気になりたくない・・・俺にはテリが居るんだ・・・・

ウ「どれ?下の方はどうなってるんだ〜?」
『カチャカチャ・・・ジー・・・』
ウェアは上手に穿いていたズボンを脱がした・・・

そこには既に先走りで濡れている、俺のモノがあった

『くちゃ・・・くちゃ・・・』
ウェアは何も言わず俺のモノを握り、上下に動かし始めた!

『ドクンッ!』
先端から先走りがあふれてくるのが、見なくてもわかる・・・
それが、より俺を気持ち良くさせようとしてた

フ「うぁ!くっ!で・・・出・・そう・・・」
そんな瞬間、ウェアは手を止めた・・・

『くちゅ・・・』

ウ「お前の先走り凄いな・・・これなら『アレ』も要らないだろうな」
『アレ』とは何だ?俺は意識朦朧とさせながら聞いてみた
ウ「ウチで開発した、人工的な粘液さ。ま、試作段階だけどな」
そう言いながら、近くにあった小瓶を持ってきた・・・中には透明な粘つく液体らしきものがあった
ウ「これを使うと、より気持ち良くなるらしいぞ?使ってみるか?」

フ「あぁ・・・頼む・・・気持ち良くしてくれ・・・」

ウ「ふっ」

『ポン!』
小瓶のフタを開け、中の液体を俺のモノや秘穴に塗っていく・・・妙な感覚だ・・・

『グチュグチュ』
ウ「どうだ?使ってみた感想は?」
フ「凄い・・気持ちいい・・・」

『ヌプッ』
フ「うっ!」
体内にウェアの指が入ってくる・・・液体のせいかスムーズに入ってくる

『ヌチャヌチャッ・・・』
フ「フゥッ・・・ア・・・アァー」

ウ「いいか?挿れるぞ?」

『クチュ・・・ヌプ・・・』
フ「う・・・おぉ〜」
徐々にウェアのモノが入ってくる・・・熱い!

テリのモノに慣れてたせいか、そんなに痛くは無かったが・・・なんか変だ・・・いつも以上に気持ち良い
フ「お・・・おい、まさか・・・」
ウ「どうやら、催淫作用もあるらしいな」

こんなに気持ち良いのは久しぶりだ・・・
俺はウェアの上に座り込む体位を「取った」・・と言うより、腕を引かれ「取らされた」の方が適切だろう

『ズブ・・ズブ・・・』
フ「う・・クッ・・あっ!」
俺自身の体重が、よりウェアのモノを深く飲み込んでいく

フ「くぅ・・・ぅ・・ぁ・・・」
『グチャ・・・ズブ・・・グチャ』

ウ「う・・・あぁ・・お前の中・・・良いぜ〜」

「あぁ・・・・テ・・・リ・・・
とっさに出てしまった!小声ながら『テリ』と・・・

その言葉を発してしまった途端、ウェアの動きが止まった

『ドン!』
フ「うひゃぁ!?」
いきなりウェアに押され、不覚にも俺は床に押し倒されてしまう
押された拍子に、俺の中から一気にウェアの『モノ』が抜かれてしまっった・・・

ウ「・・・ヤメた・・・」
フ「え・・・!?」
ウ「聞こえたよ・・・小さい声で『テリ』って言ったのを」

フ「す・・・すまん・・とっさに出てしまったんだ・・・」
ウ「言い訳はいいよ、試したのさ・・・」
フ「え!?」
ウ「とりあえず、服着ろ・・・そしたら話す」

とりあえず、俺達は脱ぎ捨てた服を着た・・・まともに『処理』をしていないまま・・・・

フ「で?何を『試した』って?」
ウ「このまま何も考えず最後まで、オレを受け入れれば・・・
 今の仲間から離れて、オレの所に来る様に勧めるつもりだった」

フ「・・・・受け入れなければ、どうした?」
ウ「1回でも、仲間の名前とか考えたりしたら、仲間の所に戻る様に勧めるつもりだった」
コイツには人の心の中が読めるらしい・・・
そう言えば、昔から人を『試す』奴だったな・・・

フ「で?俺はどうだった?」
答えは聞かないでも分かっていたが、聞いてみた

ウ「お前・・・ずーっと仲間の事を考えてたな?特に『テリ』って言うやつの事を・・・」
フ「・・・そうかもしれない」
意識はしてなかったが、心の奥で仲間の事を考えてた気がする・・・

ウ「だったら・・・オレの言う事は分かるな?」
フ「『仲間の元に戻れ』と?」
ウ「あぁ!その通りだ」
その言葉だけで、俺の心の中で昨日の事が吹っ切れた気がする・・・

何か2人には理由がある筈だよな

数十分後・・・
フ「色々とありがとうな・・・」
ウ「おう!今度、酒でも飲もうや!」
フ「あぁ・・・そう言えば『アレ』貰えるか?」
ウ「アレか?おぅ、良いぞ」

『ルドエリ』
俺はみんなの元へ戻った・・・多少火照っている体のまま・・・

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