〜エピローグ〜
事件から数週間後…
シ「ねぇ〜早くしてってばぁ」
他の人より先頭に居るシルは、皆を呼んでいる…
イ「シルさ〜ん!ちょ…ちょっと待ってくださいよ〜」
かなり疲れた様子で丘を登る…
オ「シル君、急ぎ過ぎだよ!もうちょっと落ち着きなさい」
シ「だってぇ…早く行きたいんだもん!」
丘を登りきると…そこには1つの大きな石がある…
石にはこう刻まれていた…
フェア・ソラウス
ここに眠る…
「なんで…こんな結果になったんだろうナ…」
そういう1人の熊獣人…
シ「それほどフェアさんはテリさんの事を…大事に思ってたんだよ!ねぇ、イル」
イルは大きく頷くと熊獣人を見上げた…
「そうかぁ…俺は…大事にされたのか…だから生き返されたんだな…」
オ「テリの証言で犯人も見つかったしね!生き返った瞬間、皆ビックリしたけどね〜」
「そうか?一番ビックリしたのは犯人じゃねーか?なんつったって『殺した奴が生き返った』んだからナ」
誰かの笑い声がかすかに聞こえた…
シ「こうやって笑えるのもフェアさんのおかげなんだよね?」
笑い声の犯人はシルだ
「まぁ、色々あったけど…幸せになるのがフェアの願いだからな…『幸せになれなかった』からって化けて出てくんなよ?」
そういうと『彼』は石碑に向かい話しかけた…
皆で石碑に花束を置き、今までの事…フェアの思いでとかを語り合っていた…